【蕎麦めぐり2】ご当地そばを堪能しよう

地元の蕎麦めぐりの次は全国ご当地の蕎麦めぐりです!

全国の蕎麦めぐり人の皆様。休日の「蕎麦めぐり」、楽しんでいますか?
まだ蕎麦めぐりを始めていない人は先に以下の記事をおススメします。

>>【蕎麦めぐり】まずは近所にある蕎麦屋に行ってみよう!

さて、地元の蕎麦屋さんをある程度巡ってみると、自分の蕎麦の好みというものが見えてきます。
その好みを踏まえて、次のステップとして「ご当地の蕎麦めぐり」に進みましょう。

今回は「ご当地そば」のお話です。

そもそも蕎麦の発祥は?? 蕎麦とうどんはどっちが先なの?

なんとなく蕎麦は東京日本橋あたりが発祥なのではないかと想像していましたが、蕎麦の歴史を確認してみると、そもそも蕎麦は中国由来で縄文時代には食べていたとされています。ただ当時の食べ方はいわゆる「そばがき」や団子にするスタイルで、現在の麺のような形状であるいわゆる「蕎麦切り」が誕生したのは江戸時代になってからのようです。
蕎麦切りの発祥の地は甲州説、信州説、関西説など諸説あり、各地で「発祥之地」の石碑が建っているようですが、おそらくすでにあった「切り麦(ひやむぎ)」や「うどん」を参考にして、蕎麦切りが誕生する流れは想像しやすいです。
たとえば以下のような流れ。。

【考察】蕎麦切り誕生の流れ(妄想)

東海道あたりのとある宿場でのうどん屋での話。
客:「うどん、頂戴」
店主:「お客さん、今日はもう店じまいだ」
客:「なんかない?腹ペコなんだ」
店主:「小麦粉がもうなくて、、そばがきならできるよ」
客:「そばがきは昨日食べたので、、蕎麦粉でうどん作ってよ」
店主:「蕎麦粉でうどんか、、ちょっと作ってみましょう」
店主:「作ってみました。蕎麦うどんです」
客:もぐもぐ
客:「うまいよ。そばがきよりこっちがいいね」
店主:「ちょっとぼそぼそだけど、つなぎに小麦粉を足して、、裏メニューでだそうかな・・」

いずれにしても江戸時代中期には大人気となった蕎麦切り。全国各地にある蕎麦切り発祥の地をめぐるのもいいかもしれません。
また、そばがきや、蕎麦米雑炊など、蕎麦切り誕生以前の蕎麦を食べてみるのも面白いでしょう。

ご当地そば 百選 (60/47) ※最終更新 2024.6.2

蕎麦発祥の地で当時の蕎麦を堪能というのもいいですが、それ以外にもご当地蕎麦が多くあります。
またご当地そばはなくても旅先でその地域の蕎麦が、地元の蕎麦と違うのかどうかをチェックするのも蕎麦めぐりの楽しみのひとつと言えるでしょう。

以下、ご当地そばのリストです。

NO都道府県ご当地そば
1北海道釧路そば,稚内そば
2青森津軽そば 
3岩手わんこそば
4宮城七ヶ宿町のそば
5秋田西馬音内そば
6山形板そば
7福島猪苗代そば
8茨城金砂郷そば
9栃木ニラそば,日光そば
10群馬上州そば
11埼玉秩父そば
12千葉唐揚げそば
13東京深大寺そば
14神奈川湯河原そば
15新潟へぎそば
16富山利賀そば
17石川倶利伽羅そば
18福井越前おろしそば
19山梨富岳そば
20長野戸隠そば,信州そば,富倉そば,善光寺そば
21岐阜冷やしたぬきそば,飛騨そば
22静岡御殿場みくりやそば,静岡茶そば,磯おろしそば
23愛知湯だまり蕎麦,田峯蕎麦
24三重いなべの里の蕎麦
25滋賀多賀そば,伊吹そば
26京都鬼そば,にしんそば,茶そば
27大阪夕霧そば
28兵庫出石そば,丹波そば
29奈良笠そば
30和歌山龍神そば
31鳥取大山そば
32島根出雲そば
33岡山けんちんそば
34広島宇山そば
35山口瓦そば
36徳島祖谷そば
37香川しっぽくそば
38愛媛西條そば
39高知いのししそば
40福岡浮羽そば
41佐賀三瀬そば
42長崎高来そば
43熊本南阿蘇そば
44大分豊後高田そば
45宮崎椎葉そば
46鹿児島薩摩そば
47沖縄月桃蕎麦

B級グルメに期待?ご当地そばの今後について

蕎麦粉とつなぎの配合や蕎麦の太さで独自性を出してご当地グルメにするのは難しいですが、最近ブームになっている「つけ蕎麦」のようなスタイルであれば、ご当地の食材と組み合わせるのも比較的容易と言えます。B級グルメのようにわかりやすいご当地そばグルメが誕生していくことに期待しましょう。

以上となります。
ご当地そば百選の表は随時更新予定です。
全国蕎麦めぐりの際の参考になれば幸いです。